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高強度アルミニウム合金の製作に不可欠な凝固速度をコントロールするプロセスを、当社のSCプロセス(solidification control process)を用いて製造する。
これまでの精密鋳造品は初晶の大きさが大体400~500ミクロンであるのに対し、この鋳造法は50~90ミクロンと一桁細かくなるため、成分的には同じアルミニウム合金の鋳造品と比較すると機械的性質の向上が見込めます。
この鋳造法はAl-Cu系合金を除き、ほとんどのAl合金に適用することができ、品質向上が期待できます。


当社が保有(USA PAT NO.5,989,495)する特許合金を使用した、超高強度・高靱性のAL-Cu合金の鋳造品であり、航空機用構造部品、エンジン部品、モータースポーツ用部品など幅広い応用が期待できる。
この特許合金の機械的性質は、鍛造品や板材に迫る強度を保有していながら、精密鋳造という自在の形状を求めることを可能にする。

Al-Si-Mg系アルミニウム合金での機械的性質比較(356系合金)
  在来の鋳造法
(JIS規格値)
SCプロセス
(当社実績値)※1
A201HP
(当社実績値)※1
引張強度(uts) 220 N/㎟ 330~370 N/㎟ 430~470 N/㎟
耐力(0.2%) 150 N/㎟ 235~265 N/㎟ 380~410 N/㎟
伸 び 2%以上 6~13%以上 6~8%以上
 ※1 製品形状や肉厚により変動あり。


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